フィンランドがNATOへの加盟申請を進めていることについて、中国外交部(外務省)の趙立堅報道官は16日の定例記者会見で、「欧州の安全保障問題における中国の立場は一貫した明確なものだ」と表明した。
【記者】フィンランドがNATOへの加盟申請を進めていることについて、中国側としてコメントは。フィンランドのこの行動は、両国関係に影響を与えるか。
【趙報道官】欧州の安全保障問題における中国の立場は一貫した明確なものだ。我々は、各国が安全保障の不可分性の原則に基づき、互いの合理的懸念の尊重を基礎に、対話と交渉を通じて、共通、総合、協調的、持続可能な安全保障という考えを堅持して、均衡の取れた、実効性のある、持続可能な地域の安全保障構造を構築することを望む。このようにしてこそ、欧州の長期的な平和・安定を真に実現することができる。
中国は、フィンランドがNATOへの加盟申請を打ち出したことに留意している。中国とフィンランドの関係は、一貫して非常に友好的だ。フィンランドのNATO加盟申請は、当然ながら両国関係に新たなファクターをもたらすことになるだろう。(編集NA)
「人民網日本語版」2022年5月17日