中国外交部(外務省)の17日の定例記者会見で、汪文斌報道官が米国の国家安全保障概念の拡大に関する質問に答えた。
【記者】米国が、近く中露などを重点対象として「米国の国家安全保障を脅かし」、製品輸出規定に違反した企業に対する罰則を強化する計画であるとの報道について、中国側としてコメントは。
【汪報道官】指摘された状況は把握していないが、原則論として私が強調したいのは、国家安全保障の概念を拡大し、国家の力を濫用して、特定の国や企業を不当に叩く米側のやり方に、中国は一貫して反対しているということだ。米側のやり方は市場経済原則と国際貿易ルールに違反し、世界の産業チェーンとサプライチェーンの安全を損なうものであり、他国に害を与え、自国の利益にもならない定めにあるだろう。(編集NA)
「人民網日本語版」2022年5月18日