今年は中日国交正常化50周年に当たる。日本のつくば市との友好都市交流協力を促進するため、深セン市人民政府外事弁公室はこのほど深セン市教育局と共同で、日本友好都市つくば市の国際関係部門と積極的に協力し、両市の中高生のオンライン交流イベントを企画・実施した。深セン市第2高級中学(高校)と茨城県立並木中学校は7月27日、「友好を深め、共に未来を築く」友好都市青少年オンライン「バーチャル相互訪問」イベントを開催した。
深セン市人民政府外事弁公室の孫懐忠副主任と関連部門の責任者、市教育局、市外事弁公室、深セン市第2高級中学、つくば市国際都市推進課、並木中学校の関係者がオンラインとオフラインの形式で参加した。両校の教職員及び生徒代表がオンライン交流を行った。
深セン市第2高級中学の德爾根曼副校長がまず挨拶し、「中日の青年は友好を終始忘れず、各分野で交流と協力を掘り下げ、中日友好の新たなページを書き記し続けるべきだ。生徒たちが今回のイベントを通じ、思いを伝え合い、友情を手にし、文化交流の使者としての自覚を高め、国際友好交流事業に身を投じることを願う」と述べた。
並木中学校の井坂孝校長は同校を簡単に紹介し、今後も内容が豊富で形式が斬新な交流イベントがさらに多く開催されるよう期待すると述べた。
両国の生徒代表はイベントで、紹介動画、心を込めて作ったVlog、パワーポイントにより、自分たちの都市と学校を紹介した。教職員と生徒は相手側の都市と学校をオンラインで訪問した。深センの活力あふれる、開放的かつ包摂的で革新的な都市の雰囲気や、つくばサイエンスシティの様子と筑波山の美しい景色をオンラインで楽しみ、両校の学校生活とキャンパス文化を「体験」した。
生徒の交流をさらに促進するため、今回のイベントはグループディスカッションの形式を採用した。両国の生徒が3つのグループに分かれ、中日の文化、学校生活、個人の興味・趣味などの話題をめぐり交流した。生徒代表は積極的に発言し、言語学習の方法、学校の時間割、興味を持っているアニメ、音楽、スポーツについて語った。賑やかで活気あふれる雰囲気で、中日友好都市の青少年の活力と熱意が十分に示された。
イベントの最後に、教職員及び生徒代表は画面の前で記念撮影をし、別れを惜しんだ。今回のイベントはオンラインの「バーチャル相互訪問」だったが、文化と意思疎通の架け橋を築き、双方の中高生に貴重な学習・交流機会とプレゼンテーションの舞台を提供できたとの感想で一致した。
今回のイベントに向け、深セン市第2高級中学の1千人を超える生徒がメッセージカードの作成に参加し、十数回のオンライン・オフライン、校内外イベントを開催し、多くのVlogを自主制作し、前向きで元気あふれる青年らしさを十分に示した。
「人民網日本語版」2022年9月26日