9月23日の秋分の日、江蘇省昆山市巴城区で、2022年の中国・蘇州陽澄湖上海ガニ水揚げスタート関連イベントが行なわれた。イベント終了後、陽澄湖で水揚げされた上海ガニの第一弾が北京市に空輸された。
午後2時前後、北京市豊台区方荘橋の南側にある陽澄湖上海ガニ直営店では、スタッフがキビキビと貨物を下ろしていた。店主の話では、「今回送られてきた上海ガニ第一弾は100キログラムしかなく、水揚げされた当日の便での輸送に間に合った。第一弾のカニはすでに全部予約済みだ」という。
蘇州市陽澄湖上海ガニ産業協会によれば、今年は上海ガニの産地で夏に高温・少雨の天候が続き、陽澄湖の上海ガニ水揚げ量が減少した。今年の出荷価格は前年比上昇幅が20%を超え、陽澄湖エリアで水揚げされた200グラムのオスと150グラムのメスなら、出荷指導価格は1対で200元(約4020円)前後となっている。
産地のカニ漁師は、「出始めにどうしても食べたいというのでなければ、少し待つことをすすめる。10月頃になれば成熟したカニが市場に大量に出回るだろう」とアドバイスする。(編集KS)
「人民網日本語版」2022年9月24日