国際情勢について王毅部長が国連総会で6つの主張

人民網日本語版 2022年09月26日13:45
国際情勢について王毅部長が国連総会で6つの主張

王毅国務委員兼外交部長(外相)は現地時間24日、米ニューヨークの国連本部で第77回国連総会の一般討論演説に出席した。外交部(外務省)ウェブサイトが伝えた。

王部長は、「今は試練に満ちた時代だ。世界は新たな激動と変革の時期に入り、百年間なかった大きな変動の進行が加速している。同時に今は希望に満ちた時代でもある。世界の多極化、経済のグローバル化、社会の情報化、文化の多様化が深く進行し、各国間の結びつきと相互依存が日増しに深まっている。平和と発展という時代の基調は変わっておらず、進歩を求め、協力を促すという各国の人々の願いは一層強まっている」と指摘。そして、「いかにして時代の要請に応え、歴史の潮流を把握し、人類運命共同体を共同で構築するか。中国側の主張は揺るぎなく、また明確なものだ」とし、以下の6つの主張を行った。

(1)戦乱ではなく、平和が必要だ。平和的方法による意見の相違への対処、対話と協議を通じた紛争の解決を堅持する。

(2)貧困ではなく、発展が必要だ。発展を国際的アジェンダの中心に据え続け、発展の促進という国際的コンセンサスを形成し、各国の発展上の正当な権利を守り、世界の発展のために新たな原動力を培い、グローバル発展パートナーシップを構築し、発展の成果が各国・各個人により多く、より公平に恩恵をもたらすようにする。

(3)閉鎖ではなく、開放が必要だ。開放・包摂を提唱し、世界貿易機関(WTO)を中核とする多角的貿易体制を擁護し、開放型世界経済の構築を推進する。

(4)対抗ではなく、協力が必要だ。衝突ではなく対話、威圧ではなく協議、ゼロサムではなくウィンウィンを用いて、ブロック政治を共同で阻止し、陣営対立に共同で反対する。

(5)分断ではなく、団結が必要だ。イデオロギーによる線引きを排除し、世界の平和と発展の事業を促進するために団結して最大公約数を形成し、最大の同心円を描く。

(6)覇権ではなく、公平が必要だ。積極的に真の多国間主義を提唱・実践し、各国間の権利の平等、ルールの平等、機会の平等を推進し、相互尊重、公平・正義、協力・ウィンウィンという新型の国際関係を構築する。(編集NA)

「人民網日本語版」2022年9月26日

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