習近平国家主席は20日、米国のキッシンジャー元国務長官と北京の釣魚台迎賓館で会談した。新華社が伝えた。
習主席は「現在世界は百年間なかった大きな変化の最中にあり、国際構造に重大な変化が生じている。中米両国は岐路に再び立っており、どの道を進むのかを再び選択する必要がある。将来を展望すると、中米は相互成功と共同繁栄が完全に可能であり、その鍵は相互尊重、平和共存、協力・ウィンウィンの三原則に従うことにある。これを踏まえた上で、中国は米国と共に両国が正しく付き合う道を検討し、中米関係の着実な前進を促進することを望んでいる。これは双方にとって利益となり、世界にも幸福をもたらす。中米関係を正しい軌道に戻すために、米国の有識者が引き続き建設的役割を果たすことを希望する」とした。
キッシンジャー氏は「米中関係は米中両国及び世界の平和と繁栄にとって極めて重要だ。現在の情勢の下、『上海コミュニケ』の定めた原則を遵守すべきであり、『一つの中国』の原則が中国にとって極めて重要であることを理解し、米中関係の前向きな方向への発展を後押しする必要がある。私は米中両国民の相互理解の増進のために引き続き努力していきたい」とした。(編集NA)
「人民網日本語版」2023年7月21日