王毅中共中央政治局委員(中央外事活動委員会弁公室主任)は13日、インドネシア・ジャカルタでASEANプラス3(中日韓)外相会議に出席した。新華社が伝えた。
王氏は「ASEANプラス3協力は東アジア地域協力の最も成熟したメカニズムの1つであり、長年にわたり東アジアの繁栄と発展に積極的な貢献を果たしてきた。現在の情勢の下、ASEANプラス3構成国は地域の主要なエコノミーとして、団結を強化し、協力を緊密化し、共に試練に対処するべきだ。第1に、地域経済の回復・成長を全力で推進する。中国はすでに地域的な包括的経済連携(RCEP)協定の経済技術協力を支援し、ASEAN諸国の協定実施能力の向上を手助けしている。第2に、地域の持続可能な発展に積極的に助力する。中国はすでに地域諸国に医療物資の提供、米の緊急備蓄、貧困削減協力などの支援を行っている。第3に、地域の人的往来の回復に力を入れる。地域諸国間の商業航空便を早急に増便し、出入国観光の秩序ある回復を推進する」と指摘。
王氏はさらに、今後のASEANプラス3協力について、(1)開放的協力を堅持し、地域統合プロセスを加速する(2)共通の安全保障を堅持し、危機対応能力を高め続ける(3)イノベーション先導を堅持し、持続可能な発展の潜在能力を十分に掘り起こすことを提言した。
各国は、ASEANプラス3メカニズムの時代に合わせた進歩を推進し、高い質でRCEPを実施し、デジタル経済、科学技術革新、エネルギーのモデル転換、電気自動車など新たな成長分野を築き、地域の相互接続、強靭性の増強に新たな原動力を与え、ASEANが世界の成長の中心を築くことに助力するべきとの考えで一致した。(編集NA)
「人民網日本語版」2023年7月14日