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東北抗聯博物館が日本軍による中国侵略の新たな物証を展示

人民網日本語版 2022年09月19日11:55
東北抗聯博物館が日本軍による中国侵略の新たな物証を展示
中国侵略日本軍の使用した回転式射撃鑑査写真機(取材対応者提供)

「九一八事変」(満州事変)91周年にあたり、東北抗聯博物館は中国侵略日本軍の使用した回転式射撃鑑査写真機を初めて展示した。新華社が伝えた。

この写真機は重機関銃に似た形状の軍用訓練器械で、表面が黒く塗装され、長さ97センチメートル、口径8.3センチメートルで、口内にカメラレンズがあり、後部には木製の柄がある。写真機を収める木箱には「回転式射撃鑑査写真機」「第1307号」などの文字がある。鑑定によると、これは中国侵略日本軍陸軍航空部隊が射撃訓練及び作戦を行う際に使用した写真機で、日本帝国主義による中国侵略の歴史の研究にとって、実証的価値を持つ。

哈爾浜(ハルビン)のある市民が1996年に寄贈したこの写真機には照準鏡と引き金があり、英国「ハイス」式写真機の複製品だ。反射鏡を通して航空機の銃砲の着弾点や命中状況を正確に確認でき、必要時には引き金と連動する写真機のシャッターにより、射撃過程を撮影し、フィルムを現像して射撃の正確度を確認し、研究できる。

1938年6月、日本の関東軍は哈爾浜市平房区などを特別軍事区域と定め、中国侵略日本軍第七三一部隊が細菌兵器研究の中心、細菌戦指揮の大本営となった。この写真機はこうした部隊が空中射撃訓練時に使用したものと推測される。

東北抗聯博物館の劉強敏館長は「この日本軍による中国侵略の新たな物証の展示は、日本による全面的な中国侵略戦争の発動という犯罪行為を改めて裏付け、人々に対して、国恥を忘れず、平時においても警戒を怠らず、歴史を銘記し、平和を大切にするよう促すものだ」と語った。(編集NA)

「人民網日本語版」2022年9月19日

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