アップルが充電端子を変更 だが手持ちのUSB-Cケーブルは使えない可能性
(画像著作権は東方ICが所有のため転載禁止)
米アップル社はこのほど発表した「iPhone(アイフォーン)」の新製品で、ついに充電端子を変更した。
欧州議会は2022年、「2024年までにUSBタイプC(USB Type-C)を各種電子機器の共通充電端子とすることを義務づける」ことを圧倒的多数の賛成により可決した。アップルのワールドワイドマーケティング担当のグレッグ・ジョズウィアック上級副社長は、「アップルはEUの新ルールに従うため、iPhoneと他のデバイスで使用してきたLightning(ライトニング)端子をType-C端子に変更せざるを得なくなった」と明かした。
アップルがType-Cを採用すると、私たちの家にあるType-Cケーブルが使えるようになるのか。その答えは人々を失望させるものになるかもしれない。
ライトニングのケーブルは内部に認識チップが内蔵され、iPhoneと接続するとシステムがチップを読み取って純正品かどうかを確認する。チップがなければ、iPhoneに使用できないようになっている。
一方で、このチップは、アップル社の性能基準を満たすかどうかを確認するMFi認証を受けなくてはならない。これはアップルが第三者部品メーカーに対して求める厳格な認証とライセンス授与の標準であり、メーカーは認証を受けなければアップルデバイス向け部品を製造することはできない。
財連社傘下の「新消費日報」の報道によれば、有名な暴露系ブロガーのMajin Buさんは「3LD3」と明記されたチップセットの写真をアップして、「これはiPhone15シリーズに搭載される充電セットです」とキャプションを添えた。このセットはアップルのスマホとユーザーを保護するために、他社の充電ケーブルやアダプターを識別し、アップルの認証を受けていない第三者メーカーのアクセサリを制限する可能性があるという。
「21世紀経済報道」によれば、富士康(フォックスコン)が大規模製造をスタートしたType-Cの充電ケーブルは引き続きMFi認証を受けている。(編集KS)
「人民網日本語版」2023年9月15日
注目フォトニュース
関連記事
- iPhone 15シリーズ発表 世界初の3nmチップ搭載など革新的設計
- アップル「App Store」の2022年の売上高が1.1兆ドルに 中国の貢献は5割
- 衛星に接続?星空を撮影? 予想されるiPhone14の高機能
- ファーウェイとアップルががっぷり四つに 新製品の発表時期重なる
- iPhoneのバッテリー残量パーセント表示が5年ぶり復活
- アップルが中国で自動車ソフト技術者を募集 自動車産業に大挙進出か
- アップル新製品 スクリーンロックカスタム化やM2チップに注目
- アップルが「デジタル遺産プログラム」リリース ネット世界の足跡を相続?
- アップル四半期売上高が初めて1千億ドル突破 中華圏57%増
- iPhoneはユーザー10億人突破か 史上最も成功した携帯電話
掲載された記事、写真の無断転載を禁じます。
Tel:日本(03)3449-8257 Mail:japan@people.cn