アップルが充電端子を変更 だが手持ちのUSB-Cケーブルは使えない可能性

人民網日本語版 2023年09月15日13:46

(画像著作権は東方ICが所有のため転載禁止)

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米アップル社はこのほど発表した「iPhone(アイフォーン)」の新製品で、ついに充電端子を変更した。

欧州議会は2022年、「2024年までにUSBタイプC(USB Type-C)を各種電子機器の共通充電端子とすることを義務づける」ことを圧倒的多数の賛成により可決した。アップルのワールドワイドマーケティング担当のグレッグ・ジョズウィアック上級副社長は、「アップルはEUの新ルールに従うため、iPhoneと他のデバイスで使用してきたLightning(ライトニング)端子をType-C端子に変更せざるを得なくなった」と明かした。

アップルがType-Cを採用すると、私たちの家にあるType-Cケーブルが使えるようになるのか。その答えは人々を失望させるものになるかもしれない。

ライトニングのケーブルは内部に認識チップが内蔵され、iPhoneと接続するとシステムがチップを読み取って純正品かどうかを確認する。チップがなければ、iPhoneに使用できないようになっている。

一方で、このチップは、アップル社の性能基準を満たすかどうかを確認するMFi認証を受けなくてはならない。これはアップルが第三者部品メーカーに対して求める厳格な認証とライセンス授与の標準であり、メーカーは認証を受けなければアップルデバイス向け部品を製造することはできない。

財連社傘下の「新消費日報」の報道によれば、有名な暴露系ブロガーのMajin Buさんは「3LD3」と明記されたチップセットの写真をアップして、「これはiPhone15シリーズに搭載される充電セットです」とキャプションを添えた。このセットはアップルのスマホとユーザーを保護するために、他社の充電ケーブルやアダプターを識別し、アップルの認証を受けていない第三者メーカーのアクセサリを制限する可能性があるという。

「21世紀経済報道」によれば、富士康(フォックスコン)が大規模製造をスタートしたType-Cの充電ケーブルは引き続きMFi認証を受けている。(編集KS)

「人民網日本語版」2023年9月15日

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