緊迫する紅海情勢について王毅氏が立場表明

人民網日本語版 2024年01月16日14:43

王毅中共中央政治局委員(外交部長)は14日、エジプト・カイロで同国のシュクリ外相との会談後に臨んだ共同記者会見で、急激に緊張が高まる最近の紅海情勢に中国として深い懸念を表明した。外交部(外務省)ウェブサイトが伝えた。

王氏は「紅海海域は重要な国際貨物・エネルギー貿易航路だ。中国は、民間船舶への攻撃行為を止め、グローバルな産業・サプライチェーンの円滑性と国際貿易秩序を維持するよう呼びかける。これと同時に我々は、安保理はイエメンへの武力行使をいかなる国にも承認しておらず、紅海情勢の緊張の火に油を注ぎ、地域全体の安全保障上のリスクを高めるべきではないと考える。また、紅海情勢の緊張はガザ紛争の突出した波及現象であり、ガザの戦火を早急に静め、紛争の一層の拡大、さらには制御不能化を防ぐことが、喫緊の課題だ。各国は法に基づき紅海海域の航路の安全を共同で維持すると同時に、イエメンを含む紅海沿岸国の主権及び領土保全を適切に尊重する必要がある」とした。(編集NA)

「人民網日本語版」2024年1月16日

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