国防部「日本は台湾問題でもめ事を引き起こすべきではない」

人民網日本語版 2024年03月01日16:29

国防部(省)の張暁剛報道官が2月29日、最近の軍事関連の問題について記者の質問に答えた。

【記者】米海兵隊と日本の陸上自衛隊が先ごろ、九州・沖縄で離島奪還訓練を実施した。これについては、中国が関係海域で軍事的プレゼンスを高める中、米日同盟の対処能力を示すものとの分析がある。また、日本が現在、台湾海峡危機に対処するために住民避難計画の策定を検討しており、海上保安庁幹部は、台湾海峡で戦争が勃発した場合、たとえ中国大陸軍側が海上封鎖を実施しても、台湾難民の船数百隻が押し寄せると予測しているとの報道もある。これについて、コメントは。

【張報道官】次の点を指摘しておく必要がある。関係国間の防衛協力は第三国を標的にすべきではないし、ましてや中国を問題にして、意図的に口実を探し、情勢の緊張を誇張し、対立や対抗をつくり出すべきでもない。これは極めて無責任で危険な行為であり、平和を求め、発展を図る地域諸国の意向にも反する。

台湾問題は完全に中国の内政であり、台湾問題をどう解決するかは中国人自身の事であり、外国のいかなる干渉も許さない。歴史上、かつて日本は対中侵略戦争を発動し、半世紀の長きにわたり台湾地区を植民地支配し、中国人民に対して重大な歴史的罪責を負っている。我々は日本側に対して、侵略の歴史を深く反省し、台湾問題でもめ事を引き起こすのを止め、実際の行動によってアジア近隣諸国と国際社会の信頼をしっかりと得るよう促す。(編集NA)

「人民網日本語版」2024年3月1日

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