【部長通路】民政部部長が高齢者の安心できる介護サービスについて語る
3月8日、第14期全国人民代表大会(全人代)第2回会議の2回目となる各部(省)部長取材イベント「部長通路」が行われ、民政部の陸治原部長が介護など民生のホットな話題について語り、社会の関心に答えた。新華社が伝えた。
2023年に中国共産党と国家の機構改革により、全国老齢工作委員会弁公室が民政部に移された。民政部は職責をどのように着実に履行するだろうか。
陸氏は、「3つのシステムの整備に力を入れる」と述べた。
1つ目は社会保障システムで、年金の資金源問題を解決する。
2つ目は介護サービスシステムで、誰が介護サービスを提供するか、どのような介護サービスを提供するかなどの問題を解決する。
3つ目は健康支援システムで、高齢者に対する医療、高齢者のヘルス・ウェルネスの問題を解決する。
2023年末現在、中国では60歳以上の高齢者が2億9700万人に達して、人口の21.1%を占めており、65歳以上は2億1700万人で15.4%を占める。介護サービスの取り組みをどのように着実に進めるか、広く社会各界が注目している。
陸氏は、「中国の高齢者の多くが在宅介護を選択するというニーズに対応するために、自宅を高齢者向けに改造するサービスを提供し、スマート対応の在宅介護用ベッドを設置する。高齢者の食事・衛生・医療・入浴をサポートするサービスを提供し、特に空の巣老人(子どもが巣立った後に残された高齢者)や身寄りのない高齢者を対象にした訪問見守り制度を構築する。都市部・農村部のコミュニティの介護サービスネットワーク構築を強化し、特にコミュニティ組み込み型の介護サービス機関を積極的に発展させ、高齢者活動センターや高齢者食堂などを発展させて、高齢者が自宅近くで便利な介護サービスを受けられるようにする」と述べた。
社会の幸福度をはかるには、高齢者の幸福度がとりわけ重要である。陸氏は、「高齢者にやさしい社会の建設推進に力を入れ、高齢者を尊重し、高齢者に関心を寄せ、高齢者をサポートし、高齢者の権利を守り、高齢者のための各種優遇政策を実施するよう社会全体を誘導することが必要だ」と述べた。(編集KS)
「人民網日本語版」2024年3月9日
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