「95後」の女性が経営する「漢服体験館」での「劇的にイメチェン」が人気に
「95後」(1995-99年生まれ)の女性・楊婷さんが陝西省西安市の歩行者天国「大唐不夜城」で経営している漢服体験館が中国国内外から来た観光客から人気を集め、ネット上でも大きな話題となっている。中国日報が報じた。
オンシーズンになると、楊さんが経営している漢服体験館を訪れる客は1日当たり300-400人に達する。中国国内外から来た観光客はそこで、「劇的にイメチェン」して、古代に「タイムスリップ」し、中華文化独特の魅力を体験することができる。
重慶大学の法学専攻を卒業した楊さんは、昨年教師の仕事を辞め、友人と一緒に起業。西安市で漢服体験館を経営するようになり、主に店の運営を担当している。
楊さんは、「漢服のコーディネートとメイクはそれほど難しくない。まず、お客さんの好みに基づいて服を選び、その後、メイクアップアーティストがメイクしていく。コーディネートとメイクにかかる時間は合わせて1時間ほど」と説明する。
楊さんによると、全て客の容姿や好みに基づいてコーディネートやメイクを施していくといい、「最も直観的で、簡単に説明すると、髪を下ろすのか、上げるのか、ミステリアス系なのか、活発系やかわいい系、どれが好きなのか、凛としていて上品な雰囲気を出したいのか、華やかな色気を醸し出したいのか」などに基づいてそれを進めていくという。
「中国人の心の中に深く刻まれた伝統であると同時に、とても新鮮な体験でもあるので、老若男女問わずいろんなタイプの女性や男性が体験しに来る」という。
楊さんによると、中国の各都市から来た観光客のほか、韓国や日本、ロシア、ナイジェリア、ブラジルといった国から来た外国人観光客も体験しに来たことがあるという。
「外国人からすると、中国の漢服はとてもミステリアス。時代によって、漢服の様式も異なることを説明すると、外国人のお客さんたちはとても真剣に聞いてくれる」と楊さん。
すでに2店舗目も出店した楊さんの漢服体験館には、1000着近くの漢服が並んでおり、スタッフも約100人にまで増加している。昨年の夏休み期間中、漢服体験館を訪れた客の数は1日平均400-500人に達した。
楊さんは、「『タイムスリップ』を体験することができるだけでなく、中華伝統文化を体感し、それを伝えることもできるので、一人でも多くの人が西安に来て漢服を体験することを歓迎したい」と話す。(編集KN)
「人民網日本語版」2024年4月15日
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