125kmを10時間で 4人の留学生がシェア自転車で北京から天津へ
北京から天津へシェア自転車で移動したのは誰だろうか。このほど天津市の観覧車「天津之眼(天津の目)」の前に「北京理工大学」のシェア自転車が登場し、大きな注目を集めた。
まるで「特殊兵」のような4人の大学生がシェア自転車で北京理工大学の良郷キャンパスを出発し、「天津之眼」に到着するというわずか20秒の動画に、15万4000以上の「いいね」がついた。
125キロメートルの距離を、10時間28分にわたって休みなく移動した4人の大学生は、ネットユーザーから「鉄脚の学生」と呼ばれるようになった。
この4人はマレーシアからの留学生で、名前はそれぞれ李思浄さん、彭勇智さん、陳誉航さん、丘宇翔さんだという。
李さんは、「最初は自転車に乗るのはダイエットが目的だったが、体重が30キログラム減った頃には、徐々にこの運動が好きになっていった」と振り返った。
李さんに背中を押されて、他の3人も自転車に乗るようになった。「高速鉄道に乗るよりも、サイクリングの方がいろんな景色が見える。中国の景色をじっくり味わってみたかった」という4人にとって、今回の天津行きは初めての長距離自転車旅行だった。「天津は悠久の歴史と奥深い文化の蓄積がある都市で、100キロメートル余りの移動距離はサイクリングのビギナーにぴったりだった」という。
また李さんは、「シェア自転車での旅は車体に大学のマークが入っていたからでもある。自転車と一緒に記念写真を撮れば、みんなにとって忘れられない思い出になる」と振り返った。
李さんによると、シェア自転車は天津で終わりにして、自分も友達も帰路は電車にした。自転車の料金は21元(1元は約21.3円)、電車賃はわずか19.5元だったという。
ネットユーザーが注目する「どうして乗って帰らないのか」という点について、4人は「主な理由は休み時間が限られるし、自分たちの体力にも限界があるからだ。ただ現在、天津大学の学生と連絡を取っていて、彼らに北京理工大学まで乗ってきてくれないかと考えている」と話した。(編集KS)
「人民網日本語版」2024年4月16日
関連記事
- 「95後」の女性が経営する「漢服体験館」での「劇的にイメチェン」が人気に
- 浙江大学の図書館の本に挟まれた67年前の素敵なしおりが話題に
- 安徽師範大学が校内の池で捕獲した約3トンの魚を無料で学生に振る舞う
- スタッフの平均年齢が70歳の浙江省寧波のカフェが話題に
- 農村の子供たちにストリートダンスを教えるボーイッシュな先生
- 南昌大学の伝統劇「贛劇」を紹介する講座が満員御礼に
- 野菜を入れた竹籠を担いで乗ることができる重慶の地下鉄で方言による車内放送開始へ
- 甘粛省の「麻辣燙」が爆発的人気に 天水市の鉄道とバス・タクシーが連携して対応
- ハリー・ポッターの「9と3/4番線」が北京の地下鉄に出現!?
- 壁画から飛び出した「飛天」や「力士」 「敦煌舞」を学ぶ西北民族大学の学生
掲載された記事、写真の無断転載を禁じます。
Tel:日本(03)3449-8257 Mail:japan@people.cn