5月12日は「国際看護師の日」 中国の登録済みの看護師は563万人

人民網日本語版 2024年05月13日14:35

今月12日は、113回目となる「国際看護師の日」。中国国家衛生健康委員会医政司の邢若斉副司長は11日、同委員会が開いた記者会見において、「近年、中国の看護師育成・確保は目に見えて成果を挙げている。2023年末の時点で、中国全土の登録済みの看護師の数は563万人に達した。人口1千人当たり4人の看護師がいることになる。短大・高専以上の学歴を有する看護師の割合は80%以上となっている。各地は実際の状況に合わせて、高齢者や小児科、重症・救急、感染症、リハビリ・ケアといった不足が深刻な分野の看護師のトレーニングを、さまざまな程度で展開しており、看護師の全体的な素養は目に見えて高まっている」と紹介した。

また、「現時点で、介護業務は新たな動向に直面している。社会と経済が発展し、国民のヘルスリテラシーが向上し、健康理念が変化するにつれて、国民はハイクオリティで、人間味に溢れ、多元化された介護サービスを受けたいと願うようになっている。また、高齢化社会の加速に伴い、ほとんどの高齢者は多疾患併存状態となっており、高齢者の介護や慢性疾患ケアに関する社会のニーズが日に日に高まっている。その他、慢性疾患患者の生存期間が伸び続けているため、介護やリハビリのニーズも高まり続けており、医療診療数が急増しているほか、入院している高齢者の介護業務数も増加しており、臨床介護業務にかかる負担は日に日に拡大している」とした。

そして、「このような新たな状況や変化に対応するためには、国民の健康関連のサービスに対する需要と介護業務を進んでマッチングさせ、サービスの質を継続的に高め、充実させ、サービス能力とレベルを高め続ける必要がある」とした。

さらに、「当委員会は今後、効果的な対策を講じて、看護師を継続的に発展・拡大させる計画。現時点で、当委員会は関連当局と共同で、看護師育成・確保の強化や介護サービスの最適化に関する政策制定を検討している。政策がサポートとリーダーシップの役割を果たし、介護サービスがさらに発展し、最適化されることを願っている」とした。(編集KN)

「人民網日本語版」2024年5月13日

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