商務部「中国の新エネ製品の人気は政府補助金が原因ではない」
一部の国が、中国の新エネルギー製品は「補助金を受けて大量に輸出されているから」と批判したことについて、中国商務部(省)の何亜東報道官は16日に行われた記者会見で、「中国の新エネルギー製品が広く人気を集めているのは、企業の努力のたまものであって、政府の補助金が原因ではない」とコメントした。
何報道官は、「20数年前から、中国企業は新エネ分野で研究開発投資と産業展開を持続的に行い、激しい市場競争を通じて、各社の独自の優位性を築き上げてきた。これには技術イノベーションの優位性、産業チェーンの優位性、市場エコシステムの優位性が含まれる。中国の新エネ市場は競争が十分に行われており、優勝劣敗の厳しい淘汰をくぐり抜けて、優良な企業と製品が次々に生み出されてきた」と述べた。
何報道官は、「中国の産業補助金政策は合理的でルールに合致している。中国には世界貿易機関(WTO)が規定した禁止される補助金は存在しないし、補助金関連政策はWTOへ速やかに全面的に報告している。一方、欧米の状況を見ると、ここ数年は補助金が大きく強化された上、排他的で差別的なやり方が数多く見られ、中国製品の関連市場への参入に対していくつもの障害が設けられたのは、典型的な保護主義的なやり方にほかならない」と指摘した。
また何報道官は、「中国の新エネ産業は世界に寄与しているのであり、世界を脅かしているのではない。中国の優良な新エネ製品は世界のサプライを豊かにし、グリーン・低炭素のプロセスを推進している。中国の新エネ製品はコストパフォーマンスが高く、高品質、高機能で、消費者に非常に人気がある。中国の新エネ製品には明確な価格的優位性が備わり、消費者が手を出しやすく、またインフラ圧力の緩和にも有益だ」と述べた。(編集KS)
「人民網日本語版」2024年5月17日
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