新疆が気温40度の猛烈な暑さに　砂浴のオンシーズン到来

資料写真

今月10日から、新疆維吾爾（ウイグル）自治区のほとんどの地域は、今年の夏入り後、第一陣となる熱波の襲来を受けており、一部の地域は気温が40度以上に達する猛烈な暑さになっている。それに伴い、吐魯番（トルファン）市では砂浴産業がオンシーズンを迎えている。

吐魯番の砂浴センターの起伏に富んだ砂丘にはここ数日、カラフルなビーチパラソルがずらりと並んでおり、中国各地から来た観光客が寝転んだり、座ったりして、砂浴を心ゆくまで楽しんでいた。

砂浴は吐魯番特有の太陽光・熱や気候、地理的条件を活用した治療法の一つで、毎年6月から9月にかけてオンシーズンを迎える。暑く空気が乾燥した夏に、リウマチ性関節炎や頸椎症などで体が痛む部分を砂の中に埋めると、太陽光や砂の熱、圧力、磁力の作用で、治療効果を期待することができる。砂浴のオンシーズンは、地元の観光経済も牽引され、村民は民泊施設や特色ある飲食店などを経営することで、観光客にサービスを提供している。（編集KN）

「人民網日本語版」2024年6月13日