「南水北調」中央ルート 北京に100億立方mの水を調達

人民網日本語版 2024年06月14日10:04

水利部(省)と中国南水北調集団有限公司が12日に明らかにしたところによると、「南水北調」(南方地域の水を北方地域に送り水不足を解消するプロジェクト)の中央ルートの一期工事は、2014年12月に水供給がスタートしてから現在までに、北京市に累計100億立方メートルの水を調達し、1600万人以上が直接の恩恵を被り、水の質は地表水の環境品質標準Ⅱ類以上で安定している。新華社が伝えた。

統計によれば、現在、「南水」は北京の都市部での水供給の70%以上を占め、北京にとって中心的な水供給源となっている。

「南水」を受け入れる北京の水供給場は15ヶ所に達する。「南水」が北京に送られるようになってから、北京市の1人当たり年間水資源量が大幅に増加した。「南水」は北京の水資源の配置利用を最適化し、水供給状況を改善し、水資源の戦略的備蓄を強化し、水の生態環境を改善するなどの面で重要な役割を果たしている。

現在、北京は地下水資源が大幅に保全されており、水環境の健全性が向上し続け、水生生物の多様性が着実に増加している。(編集KS)

「人民網日本語版」2024年6月14日

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