中国南水北調集団有限公司がまとめた統計によると、4月29日現在、「南水北調」(南方地域の水を北方地域に送り水不足を解消)の東部区間1期工事で2013年11月に給水がスタートしてから、山東省への給水量が累計60億立方メートルを突破し、沿線の12市、61県(市、区)に水を送り、6700万人以上が恩恵を受けたという。
「南水北調」東部区間1期工事では、京杭大運河とこれに並行して走る河川を利用し、段階的に水をくみ上げて北方地域に送っている。そのうち山東省内の区間は全長1191キロメートルに及び、長江の水、黄河の水、現地の水の融合調整と最適化配置を実現し、現地の水不足を効果的に緩和し、地下水の水位の持続的な低下も食い止めた。9年にわたる工事により山東省への給水任務を無事に果たし、水の供給を受ける地域の経済社会の発展に水資源の面での力強いサポートを提供し、目に見える総合的な効果を上げた。(編集KS)
「人民網日本語版」2023年5月1日