連雲港港、クリーンな陸上電力を累計1千万kWh超使用
22日、国際定期貨客船「和諧雲港」号の陸上電力ケーブルがゆっくり上昇し、同定期船の寄港中の陸上電力使用が完了し、間もなく韓国のピョンテク港に向かう。これにより、連雲港港高電圧陸上電力システムの電力接続が累計で1604回にのぼり、各種船舶に1002万3800kWhの電力を供給し、大気汚染物質の排出を約8389.9トン削減した。これは標準石炭使用3157.5トンの削減に相当。科技日報が伝えた。
江蘇省は近年、川沿い・海沿いの港が長江デルタ世界レベル港湾クラスターにより良く溶け込むよう積極的に働きかけている。江蘇省最大の海洋港、長江デルタ港湾クラスター主要港エリアとしての連雲港港は「グリーン港湾」建設を堅持し、早くも2010年10月に国網連雲港電力供給公司と共同で中国初の高電圧船舶用陸上電力システムを完成させ、寄港する船舶がディーゼルエンジンなどのサブエンジンでしか発電できないという歴史を変えた。連雲港港は現在まで16セットの高電圧陸上電力システムを完成させ、69ヶ所の係留施設にサービスを提供している。
同公司マーケティング部の李偉部長は、「陸上電力システムは埠頭に設置される電力供給システムと船舶に設置される変電システムからなり、埠頭先端港エリア変電所によって電力供給される。変圧と周波数変換を経て送電し、送電を船舶の需要を満たす電源に変え、ケーブルダクトやコンベヤ架台などを利用し、高電圧電気ケーブルを埠頭の先端に敷設する。埠頭の先端には船舶との接続のために高電圧ジャンクションボックスを設置し、船舶の変電所で変圧してから船舶に電力を供給する。船でのワンキーの操作により船と陸上の自動接続、負荷自動切り替え、発電機電力供給自動停止を実現できる。操作は完全に自動化されており、持続的かつ安定的な電力供給を実現できる。運営は安全でスマートだ」と説明した。
江蘇新航電気有限公司の陳鋼社長は、「正常に寄港する標準的な貨物船を例にすると、通常は船に3台の880kWサブエンジンがあり、寄港後に1、2台使用する。連雲港に停泊する貨物船のサブエンジンの使用時間は通年で約2000時間で、軽油消費量は約250トン、支出は約205万元(1元は約20.2円)だ。陸上電力システムの使用により燃料費を大幅に節約でき、毎年で約135万元のコストダウンになる」と説明した。(編集YF)
「人民網日本語版」2024年8月27日
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