中国最北の高速鉄道で最初の駅舎が完成　黒竜江省

鉄力駅の外観（9月27日、ドローンによる撮影・張涛）。

黒竜江省の哈爾浜（ハルビン）市と伊春市を繋ぐ高速鉄道・哈伊高速鉄道で、1駅目となる鉄力駅の駅舎が9月27日、全面的に完成した。これにより、全線の駅舎建設が段階的に進展した。新華網が伝えた。

標高が高く寒冷なエリアでは、施工可能な期間が短い上、同時進行で行う作業も多く、また運用中の路線周囲での作業も行う必要がある。このような工事の特徴に対して、哈爾浜局集団公司から建設を請け負った中鉄建設集団では、駅のキャノピー（庇）の施工において、革新的な組立式コンクリートキャノピー技術を採用し、一度で組み立てを行うことで、その施工効率を3倍以上向上させた。また、中国の寒冷地で組立式コンクリートキャノピー施工技術を大規模に採用した高速鉄道プロジェクトは、哈伊高速鉄道が初となっている。（編集TG）

「人民網日本語版」2024年9月29日