北京市デジタルヒューマン拠点、49社の企業が集結

人民網日本語版 2024年11月18日13:27

人工知能(AI)企業イメージキャラクター、AI司会者、AIライブコマース配信者、AIトレーニング講師、AI観光ガイド、AIカスタマーサービスが集結……。ここは北京市朝陽区東湖歓楽頌プロジェクトに位置する北京市デジタルヒューマン拠点だ。同拠点は今年2月に始動してから49社のデジタルヒューマン産業企業を誘致している。中国新聞網が伝えた。

中関村朝陽パーク管理委員会(区科学技術・情報化局)の関係責任者は、「デジタルヒューマンは北京が次世代インターネット新業態を牽引し、北京の情報・ソフトウェア産業の質の高い発展を推進する代表的な製品の一つだ。デジタルヒューマンをつかめばWeb3.0、つまりメタバース産業の入口をつかんだことになる」と説明した。

デジタルヒューマンはWeb3.0の最重要な細分化された分野だ。同拠点はリアルとバーチャルが融合した産業アクセラレーターだ。「サービスプラットフォーム+キャリアスペース+サービスシステム+産業ファンド」の育成モデルにより、デジタルヒューマン中核技術の研究開発を主導し、垂直分野及び業界シーンとの深い融合を強化し、北京のデジタルヒューマン産業発展にさらにエンパワーメントし、開放的でウィンウィンのデジタルヒューマン産業エコシステムを積極的に構築する。

大空間・多人数XR(クロスリアリティ)技術テストセンター、デジタルヒューマンモーションキャプチャー及びXR仮想撮影ワンストップ集積応用プラットフォーム、リアルデジタルヒューマン採取共通技術プラットフォーム、デジタルヒューマン信頼証拠保存プラットフォームを提供。同拠点のデジタルヒューマン制作やデジタルコンテンツ制作などをめぐり構築した4つの共通技術プラットフォームが使用開始された。Web3.0産業の中小企業の需要を満たし、中小企業のイノベーション研究開発コストを削減する。

中関村朝陽パーク管理委員会(区科学技術・情報化局)の関係責任者は、「同拠点内のすべての企業が、市場価格を下回る優遇価格でこの4つのプラットフォームを使用できる。同拠点はさらに展示ホールや共有インキュベーションセンターなどの公共スペースの建設を完了した。阿里巴巴(アリババ)達摩院AIオープンソースコミュニティ『魔塔』と協力し、国産中国語AIスマートモデルオープンソースコミュニティの建設を促進し、AI応用のハードルを下げると同時に、デジタルヒューマンアクセラレーターやデジタルヒューマン応用シーンアクセラレーターの運営などの方式を通じ、110社余りの産業エコシステム関連企業に寄与している。シーン及び企業間の22件の業務協力と、企業会員間の70件の業務協力を成立させた。10社が加速プロセスにおいて新たな資金調達を完了した」と述べた。

同拠点は現在49社のデジタルヒューマン産業企業を誘致しており、その中でデジタル産業分野の優秀企業も少なくない。数字栩生はライトフィールド設備開発、ライトフィールドデータ採取からデジタルヒューマン生産・引き渡しまでの全チェーン能力を持ち、デジタルヒューマンの外見、表情、スマートインタラクションなどの業界の難題を解決した上、Web3.0分野の企業にデジタルヒューマン構築の全フロー技術支援を提供した。北京雲舶は全産業チェーンのAIGCバーチャルコンテンツプラットフォームの構築に取り組み、その事業範囲は技術、製品、運営などの産業チェーン川上・川下をカバーしている。同社のチームはAI技術とゲーム開発技術を融合し、EC、ライブ配信、ゲームなどの業界シーンに応用している。博特智能はAI分野のハイテク企業で、すでに3000以上の行政・企業ユーザーに中国をリードするAI情報処理技術とコンテンツセキュリティ製品・サービスを提供している。(編集YF)

「人民網日本語版」2024年11月18日

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