第20回「北京-東京フォーラム」が東京で開幕
開幕式の様子
中国国務院新聞弁公室と日本外務省が後援し、中国外文局と日本の言論NPOが共催する第20回「北京-東京フォーラム」が4日、東京で開幕した。
今回のフォーラムでは、「多国間協力に基づく世界秩序と平和の修復に向けた中日協力」をテーマに、中日両国の政界、経済界、企業界、学術界、報道界などの代表400人余りを招待し、多国間協力の推進、平和と安定の維持、政治的相互信頼の増進、経済・貿易協力の深化、デジタル・ガバナンスの推進、人的・文化的交流の促進、青年交流の強化といった重要議題について議論し、踏み込んだ意見交換を行い、共通認識を形成する。
王毅氏のビデオメッセージ
王毅中共中央政治局委員(中央外事活動委員会弁公室主任)は開幕式に寄せたビデオメッセージで、「北京-東京フォーラム」が20年にわたり中日関係の発展を後押しするために果たしてきた積極的な役割を高く評価するとともに、「中日の2千年余りの交流の歴史と国交正常化以来50年余りの関係の歴史は、正しい発展の方向を維持する中日関係が、両国及び両国民にとってのみならず、地域と世界の平和的発展にとっても重要でプラスの意義を持つことを、繰り返し証明してきた。『北京-東京フォーラム』がこれまでと同様に率直で誠意ある意見交換を行い、共通認識を形成し、新しい時代の要請にふさわしい中日関係の構築のために新たな貢献を果たすことを希望する」と表明した。
莫高義氏の基調講演
莫高義中共中央宣伝部副部長(国務院新聞弁公室主任)は基調講演で、「中日は一衣帯水の隣国だ。中国式現代化は中国の発展に関係するのみならず、日本にとってのチャンスでもあり、世界の平和と未来にも関係する。双方が両国首脳間の重要な共通認識を真剣に実行に移し、各レベルで交流や連動を強化し、相互信頼を揺るぎないものにし、協力を深め、中日関係の安定した持続的な発展を後押しすることを望んでいる」とした。
岩屋毅氏の挨拶
日本の岩屋毅外相は挨拶で「日中関係の土台は国民間の交流と相互理解にある。今回のフォーラムのテーマは非常に時宜を得たものだ。こうした課題について、国際社会に責任を有する両国が、しっかりと議論することが重要だ。両国の有力な有識者が、フォーラムを通じて率直に意見を交わし、実り多い成果が得られることを期待している」とした。
今回のフォーラムは2日間の日程で、両国間の「政治と外交」「経済・貿易」「安全保障」「メディア」「デジタル経済」「平和秩序」「多国間協力」の7つの分科会と青年対話が並行して行われる。(編集NA)
「人民網日本語版」2024年12月5日
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