遼寧省の小さな町、年間25億足以上の靴下を生産 小都市の大産業

人民網日本語版 2024年12月11日11:00

紡績針が絶え間なく動き、リールが高速で回転する中、スマート靴下編み機は約3分ごとにコットンのソックスを1足編み上げている。人民日報が伝えた。

遼寧木色靴下業有限公司のデジタル化された生産作業場では、1台の靴下編み機がコットンの靴下を24時間で約260足生産できる。この作業場の所在地である遼寧省遼陽市遼陽県小北河鎮は、昨年は25億足あまりの靴下を生産し、付加価値額約35億元(1元は約20.9円)を生み出した中国の綿靴下の重要な生産拠点だ。

小北河鎮党委員会の王樹生書記は、「小北河鎮の靴下関連企業は295社あり、2万2千人の雇用を生み出し、従業員の平均月収は5000元を超えている。靴下産業は今や地元の人々を豊かにする産業になった」とした。

国が大規模な設備更新を推進したことをきっかけに、同鎮は設備の高度化を加速させた。

同鎮の靴下企業が保有するスマート紡績・縫製・仕上げ一体型靴下編み機は1000台を超える。設備の高度化が製品のバージョンアップにつながり、多くの企業は開発デザインチームを立ち上げ、産業のミドル・ハイエンドへと突き進んでいる。

王書記は、「今年は小北河鎮の靴下企業が直接生み出す輸出額は5000万元を超え、浙江省などの対外貿易企業を通じた間接的な輸出額は5億元に迫るだろう」と予想する。(編集KS)

「人民網日本語版」2024年12月11日

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