12月13日は11回目となる南京大虐殺犠牲者国家追悼日
12月13日は、11回目となる南京大虐殺犠牲者国家追悼日だ。
87年前の1937年12月13日、中国侵略日本軍が南京を侵略し、残忍な大虐殺が起こった。87年が過ぎても、それを決して忘れることはできず、忘れてはいけない。
川辺に転がる無数の死体。
1937年12月13日から1938年1月にかけて、中国侵略日本軍は南京において、抵抗する能力のない、罪のない軍人や民間人を大量虐殺した。これは南京にとっては前例のない暗黒の6週間となり、繁栄し賑わっていた古都が地獄と化した。そして、建物の3分の1が破壊され、市内では2万件以上の強姦や性的暴行が発生し、数え切れないほどの金品が略奪され、30万人以上が犠牲となった。
南京市内で、家族が殺害されるのを目撃した場所を指差す南京大虐殺の生存者・常志強さん。当時9歳だった常さんは、両親と弟4人が殺害されたほか、姉が刃物で5回刺された後、強姦されるのを目撃したという。
南京大虐殺で犠牲になった家族たちの名前が刻まれた壁を見つめる南京大虐殺の生存者・余昌祥さん(写真右)。
1987年、南京は初めて、大虐殺の生存者1756人が確認されたという統計を発表した。近年、その数は減少の一途をたどり、今年12月1日の時点で、登録済みの生存者はわずか32人となってしまった。
2023年、中国侵略日本軍南京大虐殺遭難同胞紀念館の「嘆きの壁」に書かれている犠牲者の名前を塗り直す子供たち。
2022年12月13日に撮影した南京大虐殺犠牲者国家追悼式典の様子。
歴史を心に刻むというのは、当時の人々が経験した民族の痛みだけでなく、不屈の精神で戦ったことを記憶にとどめるためだ。また、歴史を心に刻むというのは、憎しみを抱き続けるよう働きかけるためでは決してなく、歴史を鑑として、善良な人々が、平和を愛し、それを守り続けるよう呼びかけるためだ。(編集KN)
「人民網日本語版」2024年12月13日
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