2024、中国が成し遂げた「突破」 (3)

人民網日本語版 2024年12月27日08:55

物流:世界とつながり、国内外を連結

「中欧班列」の運行本数が10万本突破

重慶市の重慶団結村中心駅から11月15日午前10時20分、重慶市とドイツのデュイスブルクを結ぶ国際定期貨物列車「中欧班列」のX8083号が出発した。これにより「中欧班列」の運行本数が延べ10万本を突破し、輸送した貨物は1100万TEU(20フィートコンテナ換算)を超え、その商品価値は4200億ドル(1ドルは約157.2円)を超えた。

2013年に「一帯一路」(the Belt and Road)共同建設イニシアティブが打ち出され、国際定期貨物列車「中欧班列」の運行がスタートした。そして2016年になると「中欧班列」は統一したブランドとして確立された。その後、2016年から2023年にかけて、「中欧班列」の年間運行本数は1702本から1万7000本以上にまで増加し、10倍近くに増えた。そして運行本数1万本に要する日数は90ヶ月からわずか6ヶ月にまで短縮された。また、1ヶ月あたりの運行本数は、今年3月から8ヶ月連続で1600本を超えている。

「中欧班列」はすでにアジア・ヨーロッパ全域をほぼカバーしている。また中国国内においては、時速120キロで走行する「中欧班列」の運行路線が93本に達し、125都市を結んでいる。さらに国境には、阿拉山口(アラシャンコウ)通関地、霍爾果斯(ホルゴス)通関地、二連浩特(エレンホト)通関地、満洲里通関地、綏芬河通関地、同江北通関地の6ヶ所が設置され、これらの通関地の通過本数も着実に増加している。中国国外においては、「中欧班列」の達する地域が欧州では25ヶ国227都市、アジアでは11ヶ国100都市以上に達している。

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