西蔵定日県M6.8地震発生後初めての赤ちゃんが無事誕生

人民網日本語版 2025年01月10日16:14
西蔵定日県M6.8地震発生後初めての赤ちゃんが無事誕生
1月9日、日喀則市人民病院の新生児科の病棟でぐっすり眠っている、被災地で地震後初めて生まれた赤ちゃん。撮影・丁増尼達

今月8日の午前7時40分頃、西蔵(チベット)自治区日喀則(シガツェ)市の人民病院産婦人科から、「オギャー」という声が聞こえてきた。同市定日(ティンリ)県で今月7日午前にマグニチュード(M)6.8の地震が発生した後、被災地で初めて生まれた赤ちゃんの産声だ。

出産した女性は、被災地となった定日県長所郷雑村の住民。出産予定日を迎えたため、7日の午前中に健診のために定日県の病院に向かっている途中で地震が発生した。地震の影響を受けた以外にも、血圧などが正常値ではなかったため、女性は300キロ離れた日喀則市人民病院に緊急移送された。そして、8日深夜1時半に同病院に到着し、全面的な検査を受け、同日午前7時に分娩室に移された。現時点で母子ともに経過は順調で、バイタルサインも安定しているという。

9日午前6時の時点で、地震による死者126人が確認され、被災者の数は約6万1500人となっている。現在、救援・復興作業が引き続き急ピッチで行われている。(編集KN)

「人民網日本語版」2025年1月10日

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