【春節カウントダウン!】シリーズ② 「大掃除の日」(旧暦12月24日)
2025年の春節は1月29日。日本では元旦の前に大掃除や買い出しをするが、中国でも春節を迎えるための伝統的な風習が色々あるのを知っているだろうか?中国には北方エリアを中心に、「忙年歌」や「過年謡」と呼ばれる春節前の風習を歌ったわらべ歌のようなものがある。広大な中国だけあって、各地の風習も様々だが、今回はこのわらべ歌をベースに、代表的な風習をピックアップし、7回シリーズで紹介していこう!人民網が伝えた。
気持ちよく新年を迎えるために
第2回は「掃房子(大掃除の日)」。年末の大掃除というのは、日本人にとっても馴染み深い風習と言えるかもしれない。旧暦12月24日には、北方エリアでは「掃房」、南方エリアでは「掃屋」と呼ばれる大掃除を行う地域が多い。1年間の汚れをきれいに掃除することは、その年の良くない運気を掃きだすという意味も込められている。ただ大掃除をするのはこの日に限っているわけではなく、一般的には春節を迎えるまでの間、少しずつ掃除をして、気持ちよく新年を迎えるための準備を進めていくことになる。
掃除をする場合も縁起を担ぐ
良くない運気を掃きだすため、注意しなければならないこともある。まずは掃除をする際には食器などを割らないように気を付けること。これは、食器を割ってしまうと、新しい年の「食べる物」を失うことにつながるからなのだという。次に喧嘩をしないこと。喧嘩をすることで、悪い運気を呼び込んでしまうからだ。和やかな雰囲気で協力し合って掃除をしよう。最後に家に置いてある神様や仏様の位置を動かさないこと。動かしてしまうことは不敬にあたり、それによって運気を失ってしまうのだという。
良くない運気をきれいさっぱり掃き出して、清らかな気持ちで春節を迎えよう!(文・イラスト・玄番登史江)
「人民網日本語版」2025年1月23日
注目フォトニュース
関連記事
掲載された記事、写真の無断転載を禁じます。
Tel:日本(03)3449-8257 Mail:japan@people.cn