国防部「中豪両国・両軍関係を客観的・理性的に受け止めることを豪州に望む」

国防部（省）の呉謙報道官は23日、中国の艦艇編隊による演習・訓練活動についてオーストラリア側が騒ぎ立てていることについて、記者の質問に答えた。

【記者】報道によると、最近、中国の軍艦3隻がオーストラリア周辺海域で活動し、実弾演習を実施した。オーストラリア側は、中国側の透明性の欠如を非難し、オーストラリアの航空管制機関も注意喚起を行い、一部の航空会社が飛行計画を変更した。この件について、コメントは。

【呉報道官】オーストラリア側の主張は事実と全く異なる。中国の艦艇編隊が演習・訓練を実施した海域は、オーストラリアの海岸線から遠く離れた完全な公海上だ。中国は事前に繰り返し安全上の通告を発した上で、艦砲による対海実弾射撃訓練を実施した。中国の行動は国際法及び国際的慣行に完全に合致しており、航空飛行の安全に影響を与えるものではない。オーストラリア側はこれを十分に認識していながら、中国側を不当に非難し、意図的に騒ぎ立てている。我々は、これに強い不満を抱くものである。

中国は、オーストラリアが両国・両軍関係を客観的かつ理性的に受け止め、真に両国・両軍関係の安定的発展のために確かな行動を取ることを望む。（編集NA）

「人民網日本語版」2025年2月24日