世界中の花嫁のために「ウェディングドレス」を作る安徽省の小さな町 産業規模は24億元

人民網日本語版 2025年02月24日11:40

美しいウェディングドレスは幸せな愛の象徴と言えるだろう。こうしたエレガントなデザインのウェディングドレスの多くは、安徽省六安市の山間部にある小さな町・丁集鎮で生産されている。

写真提供・新華社

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人口約5万人の丁集鎮にはウェディングドレス関連企業約500社があり、1万5000人以上がウェディングドレス関連の川上・川下産業で働いている。そして、年間約500万着のウェディングドレスやドレスが販売され、売上高は24億元(1元は約20.5円)に達し、米国やニュージーランド、スペインといった30ヶ国・地域に輸出されている。

毎年5月から6月にかけて、米国の多くの学校が卒業シーズンを迎える。そのため、丁集鎮の人々は今、今年の卒業シーズンのダンスパーティーで着用される女性用の最新デザインのドレスの制作を急ピッチで行っている。

丁集鎮のある服飾有限公司の責任者は、「クリスマスが終わると、すぐに輸出するドレスの制作が繁忙期を迎え、6月までずっと忙しい。海外では、結婚式や各種ダンスパーティーでウェディングドレスやドレスを着るので、海外市場の規模は本当に大きい」と話す。

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丁集鎮のメーカーは、「ウェディングドレスの輸出」に新たな競争の場を見出している。関連データを見ると、丁集鎮のメーカー30社以上が海外からのオーダーに対応しており、その年間売上高は約6億元に達している。商品は欧米諸国やオーストラリアなど多くの国や地域に輸出されている。(編集KN)

「人民網日本語版」2025年2月24日

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