河北省臨洺関鎮、小さなネジが生み出す400億元の大産業 小都市の大産業

人民網日本語版 2025年01月06日16:19

ネジ、ナット、ボルトなどを含む固定具は、小さなものでは眼鏡や時計、大きなものでは飛行機や船舶、精密なものでは機器や計器、巨大なものでは鉄道や橋梁まで、あらゆる物に使用されるため、「産業の米」と呼ばれている。

こうした固定具は、その多くが臨洺関鎮を中心とする中国の河北省邯鄲市永年区で生産されている。ここは中国最大の固定具生産・販売の集散地であり、「中国の固定具の都」と呼ばれている。

写真提供・新華社

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1960-70年代、臨洺関鎮の生産隊(人民公社の基礎となった農村の生産組織)では、農閑期を利用して植物油製造、鍛冶、鋳造などの副業を発展させ、多くの熟練した鉄職人が育成された。ネジの生産は参入のハードルが低く、初期投資が少なく、利益が早く得られるため、臨洺関鎮の生産隊の半分近くがネジの製造を始めた。

改革開放後、生産隊の副業は家族経営の工場に取って代わられた。21世紀に入ると、ネジの生産は臨洺関鎮から永年区全体へと広がり、企業数が増加していった。

写真提供・新華社

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2017年、永年区は区内の企業に対する分類管理を開始し、建設した固定具産業パークに企業を誘致し、集中的な生産と汚染対策、スマート生産ラインの導入を実現し、生産工程の自動化とスマート化を実現した。

2023年、永年区の固定具産業は生産額が420億元(1元は約21.5円)を超え、生産販売量で中国市場の58%、世界市場の28%を占め、欧米、中央アジア、アフリカなど110以上の国と地域に製品を輸出するようになった。

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2024年10月には会期3日間の「中国・永年固定具生産拠点国際調達大会2024」が成功裏に開催され、固定具企業190社と20数ヶ国のバイヤーが参加。注文意向額は1億9000万元に達した。(編集NA)

「人民網日本語版」2025年1月6日

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