中国テイストのストリートダンスでダンスバトルを盛り上げる2人の中国人少年
湖北省武漢市で2月15日に開催された世界最高峰のダンスバトル「Juste Debout」の中国予選決勝で、初めてコンビを組んだ符隽熙くん(12)と宋皓銘くん(10)が、中国各地から来たたくさんのライバルを制して、ヒップホップの部門で優勝。そして中国代表として、北京時間3月3日早朝にパリ・アコーアリーナで行われた決勝大会「JUSTE DEBOUT WORLD FINAL」に出場し、年齢制限のないヒップホップの部門で、中国の伝統武術を取り入れたステップを披露すると、会場は大いに盛り上がった。最終的に、2人は外国人ペアとの対戦で2連勝して、ベスト4入りを果たし、同部門に出場した中国人選手としては過去最高の成績を収めた。新華社が報じた。
符隽熙くんと宋皓銘くんは、中国を象徴する「チャイニーズレッド」の色の服を着て登場すると、両手を胸の前で合わせる礼「拱手」や、両手を組み合わせて高く挙げ、上半身を少し曲げる「作揖」など、中国の伝統的な礼節の動作から、中国カンフーの醉拳や太極拳、葉問蹲といった要素を取り入れた中国らしさ満載のストリートダンスを披露した。
2人は、青少年ストリートダンスナショナルチームのメンバーとして活躍している。広西壮(チワン)族自治区南寧市出身の符隽熙くんは5歳半から、江蘇省昆山市出身の宋皓銘くんは3歳からストリートダンスを習い始めた。今回パリで行われる決勝大会出場に向けて、2人で一緒に練習した日数はわずか7日足らずだったという。
大会終了後、2人はそれぞれの日常生活に戻り、学校に通って勉強する日々を送っているものの、獅子舞いや四川省の伝統芸能・川劇の変臉、中国の伝統演劇などをストリートダンスに取り入れるチャレンジを続けていく計画だという。今後のチャレンジや期待について、符隽熙くんは「怖いものは何もない。試合中に不安になったこともない。思いっきりやるだけ」とした。(編集KN)
「人民網日本語版」2025年3月12日
注目フォトニュース
関連記事
- タイの「中国カルチャーブーム」が両国の良好な関係の象徴に
- 中国の若者の心を癒すぬいぐるみ
- 新疆烏魯木斉の「愛情巷」が若者の間で人気の撮影スポットに
- 春節連休中に「旅友」と旅行に出かける中国の若者が増加
- 「春節に飾る花」でミニガーデンを楽しむ若者たち 人気の理由は手間いらずで長持ち
- 「グッズ経済」が急成長 若者の人気を集めるグッズショップ 広西
- 今年の「プチ目標」は? 調査では「お金を稼ぐ」や「早寝早起き」など
- 勉強や仕事に集中できる有料自習室が甘粛省蘭州市で人気に
- 猫や犬の次は小鳥をなでなで?中国の若者の間で「鳥カフェ」が人気に
- レビューをチェックしてから購入する中国の若者 「レビュー見て購入したのに結局騙された」の声も
掲載された記事、写真の無断転載を禁じます。
Tel:日本(03)3449-8257 Mail:japan@people.cn