中国テイストのストリートダンスでダンスバトルを盛り上げる2人の中国人少年

人民網日本語版 2025年03月12日09:43

湖北省武漢市で2月15日に開催された世界最高峰のダンスバトル「Juste Debout」の中国予選決勝で、初めてコンビを組んだ符隽熙くん(12)と宋皓銘くん(10)が、中国各地から来たたくさんのライバルを制して、ヒップホップの部門で優勝。そして中国代表として、北京時間3月3日早朝にパリ・アコーアリーナで行われた決勝大会「JUSTE DEBOUT WORLD FINAL」に出場し、年齢制限のないヒップホップの部門で、中国の伝統武術を取り入れたステップを披露すると、会場は大いに盛り上がった。最終的に、2人は外国人ペアとの対戦で2連勝して、ベスト4入りを果たし、同部門に出場した中国人選手としては過去最高の成績を収めた。新華社が報じた。

符隽熙くんと宋皓銘くんは、中国を象徴する「チャイニーズレッド」の色の服を着て登場すると、両手を胸の前で合わせる礼「拱手」や、両手を組み合わせて高く挙げ、上半身を少し曲げる「作揖」など、中国の伝統的な礼節の動作から、中国カンフーの醉拳や太極拳、葉問蹲といった要素を取り入れた中国らしさ満載のストリートダンスを披露した。

2人は、青少年ストリートダンスナショナルチームのメンバーとして活躍している。広西壮(チワン)族自治区南寧市出身の符隽熙くんは5歳半から、江蘇省昆山市出身の宋皓銘くんは3歳からストリートダンスを習い始めた。今回パリで行われる決勝大会出場に向けて、2人で一緒に練習した日数はわずか7日足らずだったという。

大会終了後、2人はそれぞれの日常生活に戻り、学校に通って勉強する日々を送っているものの、獅子舞いや四川省の伝統芸能・川劇の変臉、中国の伝統演劇などをストリートダンスに取り入れるチャレンジを続けていく計画だという。今後のチャレンジや期待について、符隽熙くんは「怖いものは何もない。試合中に不安になったこともない。思いっきりやるだけ」とした。(編集KN)

「人民網日本語版」2025年3月12日

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