外交部「米国の関税乱発はグローバル・サウスなど各国の発展の権利を奪う」
人民網日本語版 2025年04月08日14:12
外交部(外務省)の林剣報道官は7日の定例記者会見で、米国の関税乱発について次のように表明した。
米国による関税の乱発は、各国、特にグローバル・サウス諸国から発展の権利を剥奪するに等しい。世界貿易機関(WTO)のデータ分析によれば、経済発展や経済力に不均衡がある状況下において、米国の追加関税政策は各国間の貧富の格差を一層拡大させ、低開発国がより大きな打撃を被ることになる。これは、国連の「持続可能な開発のための2030アジェンダ」の達成に向けた努力を著しく損なうものである。
米国による差別的な関税率の適用は、WTOの無差別原則に違反し、正常な国際経済・貿易秩序及びグローバルな産業・サプライチェーンの安全と安定を深刻に破壊し、多角的貿易体制を深刻に損ない、世界経済の回復プロセスに重大な打撃を与えるものであり、国際社会の一致した反発を受けるのは必至だ。
開放・協力は歴史の潮流であり、互恵・ウィンウィンは人心の向かうところだ。発展は世界各国の普遍的な権利であり、少数の国々の特権ではない。
各国は「共に話し合い、共に建設し、共に分かち合う」原則を堅持し、真の多国間主義を堅持し、様々な形態の一国主義や保護主義に共同で反対し、国連を中心とする国際体制及びWTOを中心とする多角的貿易体制を守っていくべきだ。(編集NA)
「人民網日本語版」2025年4月8日
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