第6回中国・中央アジア外相会議が開催
カザフスタンのアルマトイで現地時間26日、第6回中国・中央アジア外相会議が開催された。王毅中共中央政治局委員(外交部部長)は、カザフスタンのヌルトレウ副首相兼外相、キルギスのクルバエフ外相、タジキスタンのムフリッディン外相、ウズベキスタンのサイードフ外相、トルクメニスタンの代表及び中国・中央アジアメカニズム事務局長とともに同会議に出席した。今回の外相会議では、年内に行われる第2回中国・中央アジアサミットに向けた全面的な政治的準備が行われ、中国・中央アジア協力の全方位的な推進について踏み込んだ意思疎通が行われた。人民日報が伝えた。
王氏は、「現在、世界の変化、時代の変化、歴史の変化がこれまでにない形で進行している。一国主義と保護貿易主義の台頭が加速し、『反グローバリゼーション』の潮流が自由貿易体制に深刻な打撃を与えている。米国は独断専行し、180余りの国々に恣意的に追加関税を課し、各国の正当な権益を侵害し、世界貿易機関(WTO)ルールに違反し、ルールを基礎とした多国間貿易体制を損ない、世界経済の安定を損なっている。中国が立ち上がって必要な対抗措置を取ったのは、自国の正当な権益を守るためであると同時に、国際的なルール・秩序と国際的な公平性・正義を守るためでもある。世界2位の経済大国かつ責任ある大国として、国際情勢がどのように変化しようとも、中国は高水準の対外開放を揺るぎなく推進し、隣国と共に発展し、世界とチャンスを共有すると同時に、引き続きしかるべき国際的責任を果たし、しかるべき国際的義務を履行していく」と述べた。
各国代表は、中国は不安定な世界における安定要素であり、多国間主義のために模範的役割を発揮しているとの認識を示し、多国間主義を支持し、国連などの枠組み下での対話・協力を強化することを重ねて表明。さらに、「国際貿易ルールを支持し、一国主義や保護主義のやり方を認めず、そのために協調を強化し、自国の正当な権益を守り、地域貿易の円滑性を促進していく」とした。(編集AK)
「人民網日本語版」2025年4月27日
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