アラブ首長国連邦のナツメヤシが海南省で結実

人民網日本語版 2025年04月28日14:05
アラブ首長国連邦のナツメヤシが海南省で結実
4月24日、海南省文昌市にある中国熱科院椰子所のナツメヤシ遺伝資源園で、ナツメヤシの幼果の生育状況を確認する研究者。

このほど、研究者たちの丹精込めた管理のもと、海南省文昌市にある中国熱帯農業科学院椰子研究所(略称「中国熱科院椰子所」)のナツメヤシ遺伝資源園で、一部のナツメヤシが幼果を実らせた。新華網が伝えた。

ナツメヤシは中東や北アフリカなどが原産の重要な商品作物で、栄養が豊富なことから「砂漠のパン」と呼ばれている。2019年、中国とアラブ首長国連邦(UAE)は、中国のナツメヤシ産業を発展させ、協力を模索するために、UAEが中国にナツメヤシ苗木を寄贈することで合意した。2021年から24年にかけて、UAEは2回に分けて合計2万5000株のナツメヤシ苗木を中国に寄贈した。実際の実施機関として、中国熱科院椰子所はこれらのナツメヤシ苗木を受け入れ、徐々にナツメヤシ遺伝資源園を整備してきた。

近年、中国熱科院椰子所のナツメヤシ研究は積極的な成果を上げており、ナツメヤシ苗木の効率的かつ大規模な育種と危険性の高いナツメヤシの害虫であるヤシオオオサゾウムシの総合防除という2つの技術体系を確立し、中国のナツメヤシ産業の発展と世界のナツメヤシ産業の質の高い発展に技術的支援と科学的ソリューションを提供している。(編集ES)

「人民網日本語版」2025年4月28日

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