歴史を銘記し、平和と発展を共に促進する中露

人民網日本語版 2025年05月06日16:08

習近平国家主席はロシアのプーチン大統領の招待に応じて、5月7日から10日まで国賓としてロシアを訪問し、モスクワで開催されるソ連・大祖国戦争勝利80周年記念式典に出席する。新華社が伝えた。

習主席の今回の訪露は友情・団結・協力を深める旅であり、歴史を銘記し、未来を切り開く旅である。この訪問は、中露の新時代における包括的・戦略的協力パートナーシップに新たな原動力を注入するのみならず、国際社会と連携して第二次大戦の勝利の成果を維持し、国際的な公平と正義を守り、世界の平和と安定を維持するという大国としてのコミットメントを明示するものとなり、混迷する世界に安定性をもたらし、人類の進歩の事業に新たな貢献を果たすものとなるだろう。

2025年は中国人民抗日戦争、ソ連の大祖国戦争ならびに世界反ファシズム戦争勝利80周年という重要な年であり、中露は一連の祝賀・記念行事を開催して、平和を愛する世界各国の人々と共に、鮮血と命によって刻まれた歴史を守り、第二次大戦の歴史を否定・歪曲・改竄するいかなる企てや行為にも反対していく。

モスクワ国立大学アジア・アフリカ学部副学部長のアンドレイ・フェシュン氏は「両国首脳の共同のリーダーシップの下、露中は共同で、正しい第二次大戦史観をさらに発揚し、世界の戦略的安定性を維持し、国際的な公平と正義の実現を促進するために、責任ある大国としてしかるべき貢献を果たしていくだろう」との見方を示す。

また、エジプトのカイロ・アメリカン大学の政治学教授ヌハ・ベイジル(音訳)氏は、「現在の複雑な国際構造において、中国とロシアは世界の安定と協力を維持するという責任を担っている。真実の歴史の研究・復元・発信は、各国の人々の第二次大戦と戦後国際秩序に対する理解の増進、歴史改竄行為の阻止に寄与する」と指摘する。

近年、中露は「目下の国際情勢及び重要な国際問題に関する共同声明」「現代のグローバルな戦略的安定性の強化に関する共同声明」「新時代の包括的・戦略的協力パートナーシップの深化に関する共同声明」などに署名。「一帯一路」(the Belt and Road)共同建設とユーラシア経済連合の連携を推し進め、実際の行動によって「平和と発展」という時代の基調を綴っている。(編集NA)

「人民網日本語版」2025年5月6日

注目フォトニュース

関連記事