習近平国家主席がプーチン露大統領と会談

人民網日本語版 2025年05月09日11:21
習近平国家主席がプーチン露大統領と会談

習近平国家主席は8日、ロシアのプーチン大統領とモスクワのクレムリン宮殿で会談した。両国首脳は中露関係及び重大な国際・地域問題について踏み込んだ意見交換を行い、断固として揺るぎなく戦略的協力を深め、中露関係の安定的で健全かつ高水準の発展を推進すること、共同で正しい第二次世界大戦史観を発揚し、国連の権威と地位、国際的な公平と正義を守ることで一致した。新華社が伝えた。

習主席は「今年は中国人民抗日戦争、ソ連・大祖国戦争ならびに世界反ファシズム戦争勝利80周年にあたる。80年前、中露両国の人民は多大な犠牲を払い、偉大な勝利を勝ち取り、世界平和と人類進歩の事業に多大な歴史的貢献を果たした。現在の国際社会における一国主義という逆流及びパワー・ポリティクス的覇権行為を前に、中国はロシアと共に、世界的大国及び国連安保理常任理事国としての特別な責任を担い、共同で正しい第二次世界大戦史観を発揚し、国連の権威と地位を守り、第二次世界大戦の勝利の成果を断固として守り、中露両国及び多くの発展途上国の権益を断固として守り、手を携えて平等で秩序ある世界の多極化及び普遍的に恩恵をもたらすインクルーシブな経済のグローバル化を促進していく」と表明。

「中露両国は協力という大きな方向性を堅持し、外国の妨害を排除し、協力の『安定』の基盤をより強固にし、『前進』の原動力をより充足させる必要がある。中国はロシアと共に、時代が与えた特別な責任を引き受け、世界の多角的貿易体制及び産業・サプライチェーンの安定性と円滑性を維持し、両国の発展と振興の促進、国際的な公平と正義の維持に、より大きな貢献を果たすことを望んでいる」と強調した。

プーチン大統領は「断固として揺るぎなく露中関係の発展を推進し、互恵協力を拡大することは、ロシアにとっての戦略的選択だ。両国は、国連及び国際法の権威を守り、第二次世界大戦の正しい歴史のナラティブを維持し、国際的な公平と正義を守り、両国及び世界のより良い未来を共に切り開いていく必要がある」と表明した。(編集NA)

「人民網日本語版」2025年5月9日

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