WTO事務局長「中米ハイレベル経済貿易会談は世界にとって重要な意義」

世界貿易機関（WTO）のオコンジョ＝イウェアラ事務局長は11日、「スイス・ジュネーブで開催された中米ハイレベル経済貿易会談は前に向かって重要な一歩を踏み出したことを示しており、世界にとって重要な意義がある」との声明を発表した。

イウェアラ氏は声明の中で、「会談が積極的な成果を上げたことを嬉しく思う。この会談は前に向かって重要な一歩を踏み出したことを示している。目下の世界的な緊張情勢のもとで、この進展は米国と中国のみならず、最も脆弱な経済国を含む世界の他の地域にとっても重要なものだ」と述べた。

またイウェアラ氏は、「両国がこの成果を土台として現実的な解決策を見いだし、緊張の緩和、予測可能性の回復、多国間貿易体制に対する信頼の強化を期待する」と述べた。

中米ハイレベル経済貿易会談は5月10日から11日にかけてジュネーブで行われた。中米双方は経済貿易協議メカニズムを構築し、経済貿易分野における双方の関心事項について意思疎通を維持することで同意した。（編集KS）

「人民網日本語版」2025年5月13日