KPMG報告書「中国職場のAIツール利用率は世界平均上回る93%」

人民網日本語版 2025年05月13日16:44

大手会計事務所のKPMG はこのほど発表した世界の人工知能(AI)についての信頼感・態度・応用に関する2025年版調査報告書の中で、「中国の職場におけるAIツール利用率は93%に達し、世界平均の58%を大きく上回っている」としている。

この調査は、オーストラリアのメルボルン大学ビジネススクール関連の研究チームがKPMGと共同で24年11月から25年12月にかけて行ったもので、世界47ヶ国の4万8000人を対象とし、同種の調査としては最大規模のものとなった。

同報告書によると、回答者の58%がAIツールを「積極的に利用している」と答え、そのうち30%が「毎週または毎日利用している」と答えた。中国の職場ではAI利用率が93%に達し、50%が日常的に利用しており、大きくリードしている優位性が明らかになった。

KPMGアジア太平洋地域および中国代表の陶匡淳氏は、「今回の調査から、中国の回答者はAIへの信頼度と受容度が世界平均を大きく上回っていることが分かる。これは中国がAIの高度な発展に向けて強固な基盤を築いたことを反映すると同時に、高度なセキュリティ・ガバナンスに対する要求がより高くなっていることも示している。中国の多くの地域では、すでに大規模AIモデル応用における『コンプライアンス、安全性、信頼性』の確保が重要な取り組みとして位置づけられている」と述べた。(編集KS)

「人民網日本語版」2025年5月13日

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