習近平国家主席が中国―CELACフォーラム第4回閣僚級会議の開会式で演説 五つのプロジェクトを提案

人民網日本語版 2025年05月14日09:49

「中国-ラテンアメリカ・カリブ諸国共同体(CELAC)フォーラム(CCF)」第4回閣僚級会議が13日、北京で開催され、習近平国家主席が開会式に出席し、演説を発表した。

習主席は演説で、「中国とCELAC諸国は地理的に遠く離れているが、双方の友好交流は悠久の歴史がある。今世紀に入って以来、特にここ数年は双方の関係に運命を共にする美談が次々と生まれた」と述べ、中国とCELAC諸国の関係を高く評価し、未来に向けて五つのプロジェクトを提案した。

第1は、団結のプロジェクト。今後3年間、中国は毎年300人以上のCELAC諸国の政党幹部を中国に招待し、国政運営の経験を交流する。

第2は、発展のプロジェクト。双方は発展戦略のマッチングを強化し、質の高い「一帯一路」の共同建設やインフラ建設、農業と食糧、エネルギーと鉱産物など伝統的分野での協力を深化させ、同時にクリーンエネルギー、5G通信、デジタル経済、人工知能(AI)などの新興分野における協力も拡大し、中国・CELAC科学技術パートナー計画を実施する。中国はCELAC諸国の優良製品をさらに輸入し、中国企業によるCELAC諸国への投資拡大を奨励する。さらに、CELAC諸国の発展を支援するため、中国は660億元(約1兆3000億円)の信用供与枠を提供する。

第3は、文明のプロジェクト。中国・CELAC文明対話大会を開催し、文化と芸術分野の交流と協力を深化させ、「CELAC芸術祭」を開催し、考古学、古跡・遺跡の保護と修復、博物館など文化遺産分野での交流と協力を強化する。

第4は、平和のプロジェクト。災害ガバナンス、サイバーセキュリティー、反テロ、麻薬取締、越境組織犯罪への取締などに関する協力を強化し、地域の安全と安定維持に努める。

第5は、民心のプロジェクト。今後3年間、中国はCELAC諸国に政府奨学金3500人、中国留学研修生1万人、国際中国語教師奨学金500人の枠を提供し、300人の貧困撲滅技術者をトレーニングし、300件の国民生活に関わる「小型で美しい」民生プロジェクトを実施する。また、CELAC諸国の5カ国に対してビザ免除政策を実施し、適時に適用範囲を拡大していく方針だ。

中国国際放送局(CRI)より 2025年5月14日

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