上海交通大学、2025年ASC世界大学スパコン大会で優勝

人民網日本語版 2025年05月16日09:40

5日間にわたる世界大学生スーパーコンピュータ大会「ASC 2025」の決勝戦が14日夜、青海省西寧市で幕を閉じた。激しい競争の末、上海交通大学が優勝、北京大学が準優勝を獲得した。中国新聞社が伝えた。

14日夜、世界大学生スーパーコンピュータ大会「ASC 2025」の決勝戦で優勝した上海交通大学。撮影・薛蒂

14日夜、世界大学生スーパーコンピュータ大会「ASC 2025」の決勝戦で優勝した上海交通大学。撮影・薛蒂

ASC世界大学生スパコン大会(ASC Student Supercomputer Challenge)は中国が主催し、アジアおよび欧米の専門家・機関からの支援を受けている。大会はこれまで12回開催され、世界6大陸から1万人以上の大学生が参加している世界最大規模の大学生スパコン大会だ。

今大会は中国、米国、ドイツ、南アフリカ、コロンビア、アルゼンチン、インド、タイなどの国・地域の300以上の大学チームが参加登録した。予選を通過した25チームが青海大学で決勝戦に臨んだ。これは歴代のASC大会の中で最も標高が高い地域で開催された決勝戦でもある。

決勝戦では各チームに対して、4000ワットの消費電力という制約のもとで小型スパコンクラスターを設計・構築し、国際的なベンチマークテストであるHPLとHPCG、AlphaFold3推論最適化、RNAメチル化修飾部位検出、DeepSeek推論最適化、宇宙ニュートリノ検出シミュレーションなど先端的な科学・工学アプリケーションを実行・最適化し、英語での口頭試問に参加することが求められた。(編集YF)

「人民網日本語版」2025年5月16日

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