「子弾庫帛書」返還 外交部「中米が平等・尊重に基づく対話と協力によって互恵・ウィンウィンを実現」

人民網日本語版 2025年05月20日13:40
「子弾庫帛書」返還 外交部「中米が平等・尊重に基づく対話と協力によって互恵・ウィンウィンを実現」

海外に流出していた中国の貴重な文化財である「子弾庫帛書」の第二巻『五行令』と第三巻『攻守占』が先ごろ、中米間の文化財返還協力を通じて中国に戻ってきた。外交部(外務省)の毛寧報道官は19日の定例記者会見で、これについて「中国と米国が平等・尊重に基づく対話と協力によって互恵・ウィンウィンの結果を得られることが、事実によって証明された」と述べた。

毛報道官は「子弾庫帛書は中国で出土した唯一の戦国時代の帛書(絹布に書かれた書)で、これまでに発見された中で最も古い帛書であると同時に、典籍としての意義を持つ最初の古書でもあり、重要な価値を有する。中国にとって今回の返還は、歴史上流出した文化財の返還請求に自ら着手し、かつ成功を収めた典型的事例であり、中国の提唱する対話と協力による流失文化財の保護と返還の推進という理念が実際に成功したケースでもある」と指摘。

「我々は、米国のスミソニアン博物館及び国立アジア美術館など文化・博物館機関の払った努力を評価する。中国と米国が平等・尊重に基づく対話と協力によって互恵・ウィンウィンの結果を得られることが、事実によって証明された。我々は、双方が交流と協力を強化し、民心の通じ合いを促進し、中米関係の安定的で健全かつ持続可能な発展を後押ししていくことを望んでいる」とした。(編集NA)

「人民網日本語版」2025年5月20日

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