米軍高官が宇宙における中露の「脅威」を誇張　外交部「中国は常に宇宙空間の平和利用を堅持」

外交部（外務省）の22日の定例記者会見で、毛寧報道官が米軍高官の中露関連発言について質問に答えた。

【記者】米宇宙軍のサルツマン作戦部長がこのほど、中国とロシアの軍が主導して急速に発展する技術が、宇宙防衛にとって最大の脅威となっていると表明したことについて、中国としてコメントは。

【毛報道官】中国は常に宇宙空間の平和利用を堅持し、宇宙空間における軍拡競争及び宇宙空間の兵器化に反対している。中国は、いかなる国ともいわゆる「宇宙競争」を行う意図はなく、またいわゆる「宇宙における優位性」も追求していない。

米国は公然と宇宙空間を「作戦領域」と定義し、持続的に宇宙空間で軍事力を拡張し、軍事同盟を構築し、宇宙空間の戦場化を推し進め、各国の宇宙空間における共通の安全保障と発展上の権益を深刻に脅かしている。我々は米側に対して、無責任な発言の拡散を止め、宇宙空間における軍備拡張を止め、宇宙空間の恒久的な平和と安全を的確に維持するよう促す。（編集NA）

「人民網日本語版」2025年5月23日