外交部「米『フェンタニル関税』への中国の対抗措置は依然有効」
人民網日本語版 2025年05月15日11:24
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外交部(外務省)の14日の定例記者会見で、林剣報道官が米の対中「フェンタニル関税」に関する質問に答えた。
【記者】報道によると、中米ジュネーブ経済貿易会談後、中国は米国製品に対する関税率を最初の90日間は125%から10%へと引き下げ、米側も中国製品への関税率を30%へと引き下げることとなった。これには、フェンタニルを理由とする20%の対中追加関税も含まれる。これについて中国としてコメントは。
【林報道官】中米両国は中米ジュネーブ経済貿易会談において、多くの前向きなコンセンサスに達し、二国間の関税水準の大幅な引き下げで合意した。米側は91%の関税の撤廃、及び24%の「相互関税」の実施一時停止を約束。これに応じて、中国側も91%の対抗関税を撤廃し、24%の対抗関税の実施を一時停止。双方はそれぞれ10%の関税を保留することとなった。
米国はフェンタニルを口実に、中国に対して2度にわたり不当な追加関税を発動したが、中国側はその都度、関税措置および非関税措置を含む対抗措置を直ちに講じ、自国の正当な権益を断固として守ってきた。これらの対抗措置は依然として有効である。(編集NA)
「人民網日本語版」2025年5月15日
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