中国が独自開発した次世代国産汎用プロセッサを発表
人民網日本語版 2025年06月27日13:31
中国が独自に研究開発した次世代国産汎用プロセッサ「竜芯3C6000」が26日、北京市で発表された。
中国が独自に設計した命令セット「竜架構(LoongArch)」を採用しており、いかなる海外の技術ライセンスにも依存しない、中国が独自に研究開発した完全に制御可能な次世代汎用プロセッサで、汎用計算、AI(人工知能)計算、ストレージ、産業制御、ワークステーションなど、さまざまなシーンの計算需要に対応できる。現在、3C6000シリーズのプロセッサはすでに「安全・信頼性評価公告」の中で当面の最上位となる第2級認証を取得しており、重要分野での応用の安全性を確保できる。
中国科学院計算技術研究所の研究員で、竜芯チーフアーキテクトの胡偉武氏は、「3C6000の性能は2023年もしくは24年の市場主流製品のレベルに相当する。純粋な国産CPUで、いかなる海外の技術ライセンスも受けておらず、また海外のサプライチェーンにも依存していない。命令セットから各種IPコアに至るまで、すべて自社で開発したCPUだ」と述べた。
今回同時に発表された「竜芯2K3000/3B6000」プロセッサも同様に独自の命令セット「竜架構(LoongArch)」を採用。同プロセッサは主にスマート端末や産業制御応用向けに設計されており、AIなどの分野における応用に基盤となる技術サポートを提供。竜アーキテクチャエコシステム成果展示エリアでは、竜芯プロセッサをベースとした汎用演算能力サーバー、ストレージ、産業用サーバーなど、あらゆるシーンに対応する製品群も一斉に公開された。(編集YF)
「人民網日本語版」2025年6月27日
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