未来が現実に! 自動運転の新技術が「交通の新たな原動力」に
自動運転トラックが都市を縦横に走り回り、自動運転タクシーが1クリックで予約でき、無人の物流車両がパーク内をスムーズに移動する。このようなサイバーパンク感に満ちた光景がすでに現実のものとなっており、新技術が現代の交通と物流に巨大な変化を生み出す様子には感嘆せざるを得ない。
7月1-3日、第17回国際交通技術・設備展示会が北京国家会議センターで行われた。今年のテーマは「新たな質の生産力 交通の新たな原動力」。例年と比べ特に注目を集めたのは、今年は次世代自動運転車の集中展示で、多くの来場者が足を止めて見入っていたことだった。
たとえば今年、自動運転技術のスタートアップ企業・小馬智行(ポニーAI)はロボタクシーの第7世代モデルを出展し、ネット配車サービスの滴滴出行は自動運転レベル4を実現した量産モデルの自動運転車を出展した。
展示会の会場を訪れてみると、自動運転はタクシーなどの移動サービスだけでなく、貨物輸送の応用にも成功しており、物流コストを大幅に低下させると期待されていることがわかった。
小馬智行の関係責任者は、「現在、当社の自動運転トラックは国内の複数の幹線道路で実際に応用されている。北京を例にすると、北京から天津への路線では編隊走行形式を採用し、先頭車両の運転席には安全オペレーターが1人配置されるが、後続車両の運転席には安全オペレーターが配置されず、助手席に安全オペレーターが1人いればいい」と説明した。
同責任者は取材に対し、「従来のトラックに比べて、自動運転トラックは20%のコスト削減が可能で、人件費の節約になるだけでなく、エネルギー消費も低減できる」と説明した。
さらに同責任者は、「自動運転トラックは高精度地図のナビゲーションに加え、センサーとアルゴリズムを活用し、前方の道路状況を正確に予測し、加減速の判断を行える。また人間のドライバーと比較して、スピードをより正確にコントロールして、燃料消費を効果的に削減することができる」と話した。(編集KS)
「人民網日本語版」2025年7月4日
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