世界初のスリーダクト型のウェアラブルなヒト飛行装置が杭州で初飛行
人民網日本語版 2025年04月30日09:43
浙江省杭州市で今月26日、中国初のスリーダクト構造を採用したウェアラブルなヒト飛行装置が初飛行に成功した。中国新聞網が伝えた。
離陸前の飛行装置(画像提供・杭州市西湖区党委員会宣伝部)。
この飛行装置を研究開発した杭州智元研究院のチームは2023年末から1年以上かけて、0からトータルデザインを始め、試作品の製作、テストなどを効率よく進め、高圧大電流耐タンパー性や複雑な動力学モデリングなどをめぐる難題を解決してきた。チームはこれまでに、飛行テストを累計で200回以上行い、飛行の安定性や精度を大幅に高めた。
離陸した飛行装置(画像提供・杭州市西湖区党委員会宣伝部)。
この飛行装置の飛行距離は最長8キロメートル、飛行高度は最大1キロメートル、飛行時間は最長20分、時速は最高60キロメートルとなっている。杭州智元研究院のシニアエンジニア・田聡玲氏によると、ダクト動力と操縦翼面をうまく制御するスタイルを採用し、効果的で、信頼性が高いといった特徴があるという。ヒューマンコンピュータインタラクションの面を見ると、この飛行装置は、AR(拡張現実)搭載ヘルメットやコントローラーを通して、スマートインタラクションを実現することができ、自動運転のモードにすると、上空で高所作業ができるようになるという。
緊急時の救援や飛行体験、低空域飛行活動による空中作業といったシーンに応用できると期待されている。(編集KN)
「人民網日本語版」2025年4月30日
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