「2025年広西商品博覧会ならびに『桂品出海』日本会場」が東京で開幕
「2025年広西商品博覧会ならびに『桂品出海(広西製品の海外展開)』日本会場」が7月9日、東京で開幕した。展示会では広西の優位産業や外向型経済の発展成果が集中的に展示され、中日間の地方経済・貿易協力の新たな可能性を切り開くとともに、広西製品と日本市場との効果的なマッチング促進を目的としている。開幕式には、中国駐日本大使館経済商務処、広西壮(チワン)族自治区商務庁、工業・情報化庁、日本の主要な対中経済・貿易関係機関および中日両国の企業関係者らが出席した。人民網が伝えた。
「2025年広西商品博覧会ならびに『桂品出海』日本会場」が7月9日、東京で開幕した。(画像提供・主催者)
開幕式では、中日双方の来賓がそれぞれ挨拶を行い、地域産業の連携強化、二国間貿易レベルの向上、広西製品の国際的な影響力拡大などをテーマに、中日経済貿易の展望と期待を体系的に述べ、実務交流を推進し、開放型経済構造を共に構築する共通の意志を表明した。
挨拶を行う広西壮族自治区商務庁対外貿易処の雷仲華処長。(撮影・許可)
広西壮族自治区商務庁対外貿易処の雷仲華処長は挨拶の中で、「日本は広西にとって重要な貿易相手国であり、双方の経済交流は着実に深化している。広西は『桂品出海』プロジェクトを積極的に推進し、今回の展示会には広西の優良企業50社近くが参加し、スマート製造、先端設備、新素材といった分野の成果を集中展示している。今後さらに中日産業のマッチングを促進していきたい。より多くの日本企業が広西に投資・協力することを期待するとともに、日本側に対して、今年9月に南寧で開催される中国-ASEAN博覧会への参加を招請し、ASEANおよびRCEP加盟国市場の共同開拓を歓迎する」と述べた。
挨拶を行う日中協会の瀬野清水理事長。(撮影・許可)
日中協会の瀬野清水理事長は、広西代表団の来日に温かい歓迎の意を表すとともに、2019年に始まった広西商品博覧会の成果を高く評価。瀬野理事長は、「今回の展示会が日本企業にとって広西の産業の強みを理解する良いプラットフォームを提供しており、今後の人的・文化的・経済的交流の深化につながる」と期待を示した。
挨拶を行う日中経済協会業務部の藏田大輔部長。(撮影・許可)
また、日中経済協会業務部の藏田大輔部長は、「当協会と広西は長年にわたる安定した協力関係を築いており、これまでに何度も代表団を広西に派遣し、良好な交流メカニズムを構築している。2024年の広西と日本の貿易額が前年同期比で10.8%増加したことは、協力の高い相互補完性と強い原動力を示している。今後も日中間の地方協力をさらに推進し、より多くの日本企業が広西を通じて国際市場へ進出する手助けをしていく」と語った。
「2025年広西商品博覧会ならびに『桂品出海』日本会場」のテープカットを行う主要来賓。(撮影・許可)
企業プロモーションのセッションでは、広西の主要工業企業が技術革新、ブランドの海外展開、対日協力に関する成果を発表。その後、主要来賓は「2025年広西商品博覧会ならびに『桂品出海』日本会場」のテープカットを共同で行った。
展示エリアを見学する来賓。(撮影・許可)
開幕式後、来賓は展示エリアを見学し、広西企業の主力製品や国際展開の取り組みについて説明を受けた。日本のバイヤーと企業の間では、スマート製造や新素材などの分野における協力について活発な商談が行われ、需要と供給のマッチングやリソースの統合が促進され、中日経済協力に新たな活力が注入された。
企業による商談。(画像提供・主催者)
広西はRCEP加盟国に対する中国の開放協力の最前線の窓口として地理的な優位性を持ち、近年は産業クラスター化を通じた製品の海外展開を推進し、開放と協力のためのルートを構築してきた。今後もより高い基準と強い力で国際市場の展開を推進し、より多くの広西製品を世界市場へ送り出す計画だという。
今回の博覧会は7月9日から11日まで開催され、スマート製造、グリーン素材、先端設備、特色ある消費財など複数の重点分野を網羅。広西壮族自治区商務庁が主催し、中国駐日本大使館経済商務処、日中協会、日中経済協会、在日中国企業協会が後援している。(編集ES)
「人民網日本語版」2025年7月15日
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