中国が強調「大量破壊兵器の拡散防止目標を達成すると共に平和的利用の権利を守るべき」

人民網日本語版 2025年08月07日15:28

国連安保理は6日、大量破壊兵器の拡散防止を担当する1540委員会の活動を審議するための公開会合を開催した。中国の耿爽国連次席大使は発言の中で、「国際社会は拡散防止目標を達成すると同時に、平和的利用の権利を断固として守るべきだ」と強調した。新華社が伝えた。

耿次席大使は「科学技術の発展の恩恵を享受することは各国の合法的権利だ。国際条約、安保理決議、中国が主導して提唱した国連総会決議『国際安全保障分野における平和利用の国際協力の促進』のいずれもが、この原則を確認している。国際社会は大量破壊兵器の拡散防止目標を達成すると同時に、発展途上国による平和的利用に対する制限の撤廃、国際的な平和利用協力の促進に尽力すべきだ」と指摘。

「拡散防止はグローバル安全保障ガバナンスのアジェンダであり、多国間主義に基づくグローバルな解決策と国際社会の幅広い参加を必要とする。国際社会は、共通・総合・協調的・持続可能な安全保障観を堅持し、有利な地域・国際的安全保障環境を築き、各国の安全保障上の合理的懸念に配慮し、拡散の動機をなくし、共通の安全保障を実現すべきだ」と述べた。

さらに耿次席大使は「中国は大量破壊兵器の拡散に断固として反対し、国際的な不拡散体制の構築及び安保理決議第1540号の履行を非常に重視しており、常に自国の国際的義務を厳格に履行し、拡散防止に関する国際協力を積極的に推進している。中国は引き続き各国と共に、決議第1540号の実効性ある履行の促進、国際的な不拡散体制の整備、拡散防止に関するグローバル・ガバナンスの強化、国際平和・安全の維持に積極的に貢献していく」とした。(編集NA)

「人民網日本語版」2025年8月7日

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