「2025年中国地域イノベーション能力評価報告」が発表

人民網日本語版 2025年09月30日10:33

「2025年中国地域イノベーション能力評価報告」が9月27日、北京で発表された。人民網が伝えた。

報告によると、2025年の広東省の地域イノベーション能力は1位を維持し、9年連続で全国1位となった。江蘇省が2位、北京市が3位、浙江省と上海市が引き続き4位と5位で、上位5位の順位は前年と変わらなかった。トップ10入りした省(自治区・直轄市)はほかに山東省、湖北省、安徽省、湖南省、重慶市であり、そのうち重慶市は4位上昇し、全国トップ10入りを果たした。

順位変動を見ると、25年に順位が上昇した地域は10カ所あり、甘粛省、重慶市、内蒙古(内モンゴル)自治区、雲南省、河北省、新疆維吾爾(ウイグル)自治区、湖北省、河南省、海南省、寧夏回族自治区が含まれる。そのうち、甘粛省は5位上昇し、重慶市、内蒙古自治区、雲南省はいずれも4位上昇、河北省と新疆維吾爾自治区はそれぞれ2位上昇した。

この報告は、中国科学学と科学技術政策研究会、中国科学技術発展戦略研究グループが共同で発表したもので、中国科学院大学の柳卸林教授が課題報告チームのチーム長を務めた。

柳教授は、「25年の中国地域イノベーション能力分析は23年の統計データに基づいたもので、以下の新しい特徴を示している。第一に、全体的なイノベーション構造は安定に向かい、一部の追い上げ省(区・市)が顕著に進歩した。第二に、先行する構造は基本的に安定しており、25年の地域イノベーション能力の得点は引き続き明確な階層性を示した。第三に、追い上げ地域の差異と順位変動は依然として大きいが、一部地域ではイノベーション主導型開発で良好な成果を収めた。第四に、省(区・市)ごとのイノベーションの実力、潜在力、効率には大きな差があり、大規模な省(区・市)は引き続きイノベーション実力で優位に立っている。第五に、科学技術指標の伸びが明らかであり、イノベーション主導型開発の基盤が着実に強化されている」と説明。(編集YF)

「人民網日本語版」2025年9月30日

注目フォトニュース

関連記事